運転中に心臓の発作がおきて何とか根性で意識を保ってるところにタイミングよく救急車がやってくる
朦朧とした意識の中で死を予感しあの救急車を止めれば自分の異変にも気づいて貰えるはずと考え、必死に救急車の前に車を割り込むも救急車が止まる気配はない
たまに意識が飛んでしまいふらついた際にクラクションを鳴らしてしまうが、その音で意識を取り戻すというのを何度か繰り返してるうちに一時的に発作が治まる
改めて救急車に目をやると既に他の患者を搬送中であることに気づき道を譲り帰路につく
まさかそんな自分の一連の運転が救急車に対する煽り運転になっていた事など知る由もない
その夜睡眠中に再度心臓の発作がおきてそのまま永眠

とかね