18歳女フリーターの女の人生語るわ

小二の頃朝起きたらママとお姉ちゃんが居なくなってた。おばあちゃんに聞くと「ママは仕事、お姉ちゃんは学校だよ」と言われた。
お姉ちゃんは不登校だったから学校行くなんて珍しいって思ってたぐらいだったけど朝ままに会えないのが少し寂しかった。
家に帰ってもママの姿はなかった。

ママが帰ってこなくなって1週間ぐらいたった頃学校から家に帰ってると誰かに声をかけられた。

「もーちゃん」

ママだった。
嬉しかった。久しぶりのママの顔、ママの匂い。

車に乗ってるままは私に助手に乗りなと言ってきた。

久しぶりにママと話すのが楽しかった。
嬉しかった。

「あんまり家に帰るのが遅くなるとお父さんに怒られちゃうから今日はもうバイバイしよう」

ままにそう言われ解散した。
車に積んであった小さなハートのクッションを貰った。家に着くまでずっと匂いを嗅いでいた。

そしてまた1週間ぐらい経つとママは深夜にこっそり私に会いに来るようになった。
お父さんが寝てるから静かに、と玄関からじゃなくて私の部屋の窓から。
ママが会いに来ると毎回沢山泣いていた。
会えた嬉しさとママが家にいない寂しさ。
この時間が終わればまたどこかへ行ってしまうという恐怖。

正直小二の女の子にはママがいなくなってしまったことがとてつもなく悲しかった。寂しかった。

「ままは今からどこ行くの。家ここだよ」

ってママに抱きしめられながらずっと言っていた。

「ごめんね。」

としか言わないままに余計に悲しさが増した。

_________

今はここまでにしておきます。
また夜になったら続きかきます。