福岡市は、可燃ごみとして処分している家庭のプラスチックごみについて、分別回収を導入する方針を固めた。2022年度にモデル事業を実施し、数年かけて市全域に広げる考え。

市によると、市内のプラごみは年約6万トンあり、可燃ごみの2割を占める。プラ容器包装は00年度に分別が自治体の努力義務となり、既に20政令市のうち16市が導入しているが、福岡市は転入者が多いために分別の徹底が難しく、洗浄に大量の水を使うことなどから、容器包装も含めてプラごみ分別を見送ってきた。