>>121
どの基準かの円安でプラスだと言いたいのか知らないが
定量的に見ても既にマイナスになってる

日本企業は特に21世紀に入って以降、高成長の市場を求めて対外直接投資を増やすとともに、生産拠点を海外へ移す動きを進めてきました。
経済産業省の海外事業活動基本調査によれば、日本の製造業の海外生産比率(国内全法人ベース)は07年度の19.1%から、17年度には過去最高の25.4%まで拡大し、その後も高止まりが続いています。

結果として国内からの輸出は減少し、企業業績に対する為替変動の影響は以前より緩和されました。
一方で化石燃料の輸入が年17兆円規模に膨らみ、近年では年間の貿易収支が赤字を記録するのも、もはや珍しいことではなくなっています。
円安については輸出促進の効果よりも、輸入コスト上昇の弊害が目立つようになったと考えられるわけです。

日本経済研究センターが総務省の「産業連関表」などを基に分析したところ、円安は日本経済にとってすでにデメリットの方が大きいという試算結果が出ています。

外貨建てで輸出する商品の円換算額が増えて売上高が膨らむプラス効果と、輸入品が値上がりしてコストが増えるマイナス効果を比較すると、対ドルで10%の円安が進んだケースでは、マイナス効果の方が国内生産額比で0.5%上回っています。

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