そもそも西洋における「剣」というカテゴリーの武器は鈍器に近い
鎧の上からぶっ叩いて衝撃を与えるのが目的の道具
これはウォーハンマーやモーニングスターに近い運用で実は性能だけ見れば斧の下位互換ですらある
しかし剣の形状はキリスト教圏ではシンボリックな意味合いを持ち非常に人気が高い武器になった

レイピアというのは剣が権力の象徴になった文化圏で貴人が身に帯びるにあたって軽さと美しさを求めて作られた剣種だな
日本で言えば江戸時代の打刀に近いポジション

貴族同士の決闘で使われても殺傷力が低いので大事になり難いというのもレイピアの優れている点だな
つまりレイピアというのはいわゆる武器という括りの道具とは少し性格が違う剣なのだ