> ドラマや小説などでは、秀吉は信長によく「サル」というあだ名で呼ばれています。実際、秀吉に会った朝鮮の使者は「サルにそっくり」と書いていますし、肖像画もサル似。

 でも、じつは信長は「はげねずみ」というさらにひどいあだ名で秀吉を呼んでいました。それは信長が秀吉の妻・ねねに送った手紙に書いてあります。秀吉とねねは、当時としてはめずらしく親の反対を押し切って恋愛結婚したラブラブカップル。しかし出世した秀吉は浮気するようになり、悩んだねねが信長に相談したのです。信長は完全にねねの味方になって、やさしい言葉満載の手紙で返事をします。

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秀吉があなたに対して不満を言っているようだが、言語道断である。
あのはげねずみが、あなたほどすばらしい女性をほかで見つけられるはずないのだから、妻らしく堂々として、嫉妬などしないように。この手紙は秀吉にも見せてやりなさい。
信長より
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https://diamond.jp/articles/-/195676