キョン(きっかけはいつだったか。もうろくに覚えてないがハルヒが突然俺の頬にキスしてきたのだ)

キョン(何かの前触れか、また新しい遊びか、はたまた敵対勢力の陰謀か…色々考えていたが特に何も起こらないため放置していた)

キョン「…」

ほっぺチュッ

キョン「ちょ、お前なあ」

ハルヒ「えへ…」

キョン(そしたら今はこんな状態だ。隙あらばキス、ことあるごとにキス。とは言ってもこんな風にはにかむハルヒを見てると怒る気にもなれなかった)

ハルヒ「ねえ、たまにはあんたからもしてよ」

キョン「なっ」

ハルヒ「…」じっ

キョン(うっ…)

チュッ

キョン「ほれ、これでいいんだろ」

キョン(うわあああああ〜〜…何やってんだ俺は……)

ハルヒ「うん…ありがと。嬉しい…」

キョン「!」

キョン(ちきしょう。誰だよお前。そんな素直で可愛いハルヒなんぞ俺は知らん。ああちくしょう。このままじゃ変なことを考えちまうじゃねえか)

キョン(そんなことを続けていたある日、事件が起きた。ハルヒがいつものように俺の頬にキスしていたら物音がしたので思わず俺はハルヒの方を向いてしまい、なんと唇同士がぶつかってしまったのだ)

キョン(俺は必死に謝ったさ。ああ、ちなみに物音はシャミセンだった。笑ってくれ。そしたらハルヒのやつが今度から唇同士でもしましょうかなどとのたまいやがったのだ)

キョン(しかも気持ちよかったから…などと照れた笑顔でそう付け足しやがった!!思わずハルヒを抱きしめた俺を誰が責められまい?だって、あのハルヒがこんな可愛いこと言い出したらそりゃ我慢できずに抱き締めちまうだろ?)

キョン(その後唇が再び近づいて、なんとなく後ろにあるベッドが目に入りつつも濃厚なキスに身を任せようとしたら妹が帰ってきたので中断になっちまったんだがな)

キョン(やれやれ…明日から俺とハルヒの関係はどうなることやら。とりあえずコンビニに向かって例のブツを買って鍵付きの引き出しの中に放り込んでおくか)