政府は27日、ガソリンなど燃料価格の急騰を抑制するため3月末までの時限措置として導入している石油元売りへの補助金制度について、
上限額を1リットル当たり5円から、5倍の25円に段階的に引き上げる方針を固めた。補助金はすでに現行上限の5円に到達していることから、3月からは倍の10円に引き上げ、制度も延長する。

 今年度予算の一般予備費4500億円のうち、3500億円程度を投入。財源を大幅に積み増し、今後の引き上げに備える。ロシア軍によるウクライナへの侵攻で原油価格は一段の上昇が懸念されていることから、制度を拡充し国民生活への影響を最小限にとどめる。