〜〜文庫本が日本をダメにする!〜〜

文庫本は安く、小さいことから、この頃の若者たちに好まれているようである。
しかし、文庫本の弊害について考えたことはあるだろうか?
文庫本は小さいが、得られるものは少ない。というのは、収録できる文字が少なく、必然的に(ページを文字で埋めつくしてしまわぬように)ルビを減らす必要がある。
総ルビで連載された小説が、単行本でも、その体裁をとどめていたにもかかわらず、文庫化された途端に、その形を崩してしまうということがある。
それだけではない。
挿絵は白黒になる。省略されることすらある。
日本人は文庫本に支配され、ついには文庫本の小さい画面でしか思考できないようになるだろう。
文庫本はアメリカの陰謀である(身体の生育に悪影響大なる体育座りや、スカスカの国語教育を見よ)
アメリカが文庫本を流行らせることで、日本を堕落せしめようとしているのだ。