【怖い話】逆地蔵
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これは20年ほど前、私がまだ小学生だった頃の話です。
当時、私は人口が3000人もいない村に住んでいました。 自然が豊かなその村では、大きな商業施設こそありませんでしたが、
両親がよく川へ釣りに連れて行ってくれたり、山でキャンプをしたり、毎日がとても充実していました。
その後大学進学のために上京しましたが、今でも私は実家のあるその村が大好きです。 ただ、当時私には一つだけ気がかりなことがありました。
それは、私の通学路に立っているお地蔵さんのことです。 皆さんも、道端にお地蔵さんが立っているところを見たことがあるかと思います。
花が供えられていたり、苔むしていたりしますが、基本的には道側を向いているものばかりですよね。
しかし、そのお地蔵さんは普通のお地蔵さんと違い、道側とは逆の方向、薄暗い林の方を向いていたのです。 それがどうも私には不気味に感じ、その「逆地蔵」の前を通る時にはできるだけそっちのほうを見ないように、通学しておりました。 子供の頃お地蔵さんに小便かけて怒られたの思い出したわ ある日、私はなんでお地蔵さんが道端に立っているのか不思議に思い母に聞いたことがありました。
「お地蔵さんはね、悪いものが入ってこないように守るために置かれているのよ」
悪いものとはなんなのかが気になりましたが、何となく怖くなってそれ以上聞くのをやめてしまいました。 そんな地蔵にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル
なぜなら彼もまた特別な存在だからです。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています