J1で19年ぶり開幕連勝なし 昨季王者ヴィッセル神戸のDF酒井高徳「慢心なかった。ほんとに難しいリーグ」

 明治安田J1リーグの第2節終了時点で、開幕連勝したチームがないという19年ぶりの珍事が起きた。
昨季の上位陣が敗れる番狂わせが相次ぎ、今季の混戦を予感させる序盤戦に。
昨季王者のヴィッセル神戸は2日、ホームで昨季17位の柏レイソルに0−1で敗れ、
元日本代表DF酒井高徳は
「研究してくる相手のその上をいかないといけない。ほんとに、つくづく難しいリーグだなと感じる」と実感を込めた。

 こうした春の珍事にも、百戦錬磨の男は動じていない。
ドイツで8季プレーした後、神戸で6季目を迎えた酒井は、敗因について
「(王者としての)慢心があったわけではない。相手が警戒し、研究してくる中で、
ベースとなる去年以上のことをやらなきゃいけない。そこを怠ってしまった」と言う。
さらに「やっぱり隙を見せ、90分を通して(自分たちの)サッカーができなかったらやられてしまうという、
ほんとに拮抗(きっこう)したリーグになってきている」と分析する。