「予算がありません」「財源がありません」

……これ、政治家がよく言うセリフのランキング上位に入るんちゃうかな。

でも、断言します。お金は絶対にあります。あるお金をよくないことに使ったり、優先順位を間違えたりして、無駄に浪費しているだけなのです。

ある日、市の公共施設の担当職員から、

「エレベーターの修理に予算を割いてほしい」と相談がありました。

「壊れてるんか?」と聞くと、

「壊れてはいないが、部品の保証期間が10年だから、そろそろ機械を交換したい」

と言います。

「止まったら修理すればいいから、今はそのままで」と返すと、

「止まってからでは市民が怒ります」と言う。

ちなみに、その場所にはエレベーターが3基設置されているので、1基止まっても何の問題もないはずです。それでもなかなか職員が引かないので、「もし市民が怒ったら、私がおんぶして階段を上がるから大丈夫や!」と言って、予算を一切つけませんでした。

結局そのエレベーターは、今も問題もなく稼働しています。