「ミヤネ屋」はこの日、連日報道を続ける「週刊文春」を発行する文藝春秋を取材し、「訴状は届いておりません」という返答があったことを伝えた。番組では「弁護士解説 松本さん側 “二つの可能性”」というテロップを出し、なぜ訴状が届かないのか理由を考えた。

 可能性一つ目は、裁判所が松本に訴状内容の補正を求めていること。澤口実歩アナウンサーはパネルを見ながら「あくまで可能性という話ですけれども」と前置きし、番組が指摘する2点を紹介。そのうちの一つが「5億5000万円の請求額」で、澤口アナは「記事になったことと仕事ができなくなったこととの因果関係・逸失利益の計算過程が明確でない可能性があって、ここの補正を求められている可能性がある」と読み上げた。もう一つの理由は「権利侵害の内容」で、澤口アナは「松本さんが名誉毀損(きそん)で争うのか、プライバシーの侵害で争うのかというのが、明確でない可能性があって、ここを明らかにするよう指摘されている可能性があるということ」と説明した。

 訴状が届いていない可能性二つ目として「そもそも訴えを取り下げている可能性」があると番組は指摘。司会の宮根誠司アナウンサーは亀井正貴弁護士に「訴えを取り下げたか取り下げていないかは、分からない?」と質問すると、亀井弁護士は「そうですね。裁判所は言わないでしょうから。原告でないと分からないでしょうね」と返答した。

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