午前10時半すぎから京都地裁で始まった初公判で、車いすに座った青葉被告は起訴内容について、やや弱々しい声で「間違いありません」と認めました。
 また「事件当時はこうするしかないと思っていたが、こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、現在はやりすぎたと思っています」と述べました。

 続いて弁護側は、「被告は妄想にとらわれていて心神喪失で無罪、または心神耗弱で刑の減軽をされるべきだ」と主張。

 一方、検察は冒頭陳述で、被告には「小説のアイデアを盗まれた」といった妄想があったことを認めつつ、完全責任能力はあったと述べました。
 また事件の1ヵ月前には「投げやり感」を強め、包丁6本を持って埼玉県の大宮駅前で無差別殺人を企てたものの、断念していたとも指摘しました。

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