これの続きでなにかいいアイデアある?


ある日、都内某所にある女子高では授業参観が行われていた。保護者達が見守る中、女生徒たちは黒板に書かれた内容を板書している。教室内で聞こえてくるのはノートに鉛筆を走らせる音だけだった。

その時突然、

ブゥーブリブリブリ!

大きな放屁音が教室内に響き渡った。その音に教室内の空気が一瞬凍り付く。その音は明らかに保護者達が居る側から聞こえた。
女生徒たちは一斉に後ろを振り向いた、保護者達の中に生後4ヶ月になったばかりの男の子を抱いた母親が居た。音の主はまぎれもなくこの赤ちゃんだった。女生徒たちが振り向いて5秒もしないうちに、卵が腐ったような強烈な便臭が教室に漂い始めた。その臭いは一瞬でクラス中に広がり、女生徒たちは「うっ・・・!」と鼻を押さえ顔をゆがめた。

「くさ〜い。これウンチの臭いだよね?」
「あの赤ちゃんがやったんだよ絶対。最悪・・・・」
「ブリブリだって。音やばくない・・・?」
「赤ちゃんってあんな凄い音でウンチするんだ・・・」
「まじで臭すぎるんだけど・・・」
教室がざわめきはじめた。

「ふ・・・ふえええーーん」
ウンコを漏らしたのは私ですと申告するかのように赤ちゃんが泣き始めた。

ブリブリブリブリイィィ〜!ビチビチビチチッ!
ブリッブリッ!ブリリ!
ブッフォ!ブブブブゥゥーーー!

再び大きな排泄音が教室に響いた。
排泄音に歩調を合わせるように便臭も強烈さを増していった。

「きゃっ!」
「また漏らしたよ!」
「音気持ち悪すぎる!」
「もうやめて!鼻がおかしくなる・・・!」
「てか亜樹。あれあんたの弟でしょ?ウンチ止めさせてよ!」
「いや、そんなこと言われても。あたしにどうしろっていうのよ・・・」

ブリブリブリリ〜! ブーーー! ブッブリッ・・・


排泄音が止み赤ちゃんはどことなくすっきりとした顔をしていた。
教室は便臭が充満していた。

もはや授業の継続は不可能と判断し、新任の今井由里子は赤ちゃんを抱いたお母さんを除く保護者達を帰らせた。

「ここからは特別授業とします。テーマは赤ちゃんのウンチの観察です」

「え・・・・?」
「ウンチの観察ってどういうこと・・・?」

由里子の言葉で教室中がざわめき始めた。

「赤ちゃんがしたウンチを出席番号順に見てもらいます」