国内企業が開発した初の国産コロナワクチンとなる。塩野義製薬が開発する新型コロナワクチンは継続審議となった。いずれも足元で流行するオミクロン型の変異型「XBB」には対応しておらず、普及しない可能性がある。

厚労省は現在実施する高齢者ら向けの接種で変異型「BA.5」に対応した2価ワクチンを使っている。9月に始める5歳以上のすべての人が対象となる接種では「XBB」のみに対応するワクチンを使用する方針だ。

第一三共のワクチンが承認されてもこうした接種では使われないもようだ。日本政府は米ファイザー社と米モデルナ社が7月に承認申請した「XBB」対応ワクチンの供給契約を結んだ。