勇気ある中学生の行動が、詐欺の被害から高齢女性を救い、心も温めた。

6月8日午後7時40分ごろ、高齢女性のもとに、息子を名乗る男から電話があった。

電話の内容を信じた女性は足早に、自宅近くのコンビニへ向かった。

その店舗には、ちょうど塾の休憩時間を過ごす横浜市立すすき野中3年の松本悠希さん(14)がいた。

ATMを操作している女性が困っているように映った。

「大丈夫ですか」。そう声をかけると、女性から「息子にできるだけのお金が必要と言われた。百万円を引き出したい」と告げられた。

日頃のニュースで同じような手口を見聞きしていた松本さんは「典型的な詐欺なのではないか」と直感し、「これは詐欺です」と女性の説得に当たった。

「息子の声に似ているの」。

女性はなかなか話を聞き入れなかったが、「詐欺の人は声を変えてくるんだよ」と何度も力強く、優しく女性に訴えた。

すると、女性も「そうなのかもしれない」と、ひとまず帰宅することを決めてくれた。


横浜の中3男子生徒、特殊詐欺からおばあさん救う コンビニで声掛け、説得、全力疾走、1・5キロ先までおんぶ…
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d06b3841c410c6cf11d79df27da2ca615d3dfb4

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