現代のようにインターネットがない時代に、当時の子どもたちは『週刊ファミ通』などの雑誌や攻略本で情報を集め、友達と情報を交換してプレイを楽しんだ。そしてゲーム内でよく見かけるシーンや、プレイをしていてついついやってしまう行為には、一部の地域や仲間内だけでしか使わない「ファミコン用語」が名付けられていた。本記事では、その中でもごく一部で使われていた「ファミコン用語」を5つ紹介しよう。

 まず1つ目に挙げたいのは「ファミカー」だ。これはファミコンを好む人たちを意味する。「アムラー」と言えば、歌手の安室奈美恵さんを好きな人のことを指すように、ファミコンを好む人のことを「ファミカー」と言う人が少なからずいたわけだ。類似語として「ファミコニアン」があり、最上級レベルとなると「ファミコニスト」と言うようになる。ファミコニストにまでなると初期のシンプルなデザインのカセットや、角ボタン式のコントローラーの話をすると飛びあがって喜ぶのではないだろうか。

『スーパーマリオブラザーズ』のあるあるプレイの一つに、現れた「1UPキノコ」を追いかけるあまり、敵に当たったり穴に落ちて死んでしまうケースがあった。これをファミコン用語では「1UP自殺」と表していた。初代『スーパーマリオブラザーズ』にはセーブ機能がなかったため、ゲームオーバーを避けるには機数の確保が重要だった。そのため、貴重な1UPキノコが現れると、ほかに目がいかなくなり死んでしまうプレイヤーが続出したのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/401723c70c763c9205b7600612f1da3faf45a56d

ファミコン世代だけどしらねぇ…