まるで漫画のような話

丸野(以下、丸)「実際にどこで生活していたのですか?」

Cさん「全然知らない人の家の天袋で生活をしていました。逮捕時に住んでいた家はもう11軒目でしたね。罪状は住居侵入現行犯でした」

丸「バレないものなんですか?」

Cさん「僕は、実際に数ヶ月間バレずに生活をしていました。発覚した原因のひとつに、被害者の方が以前から食べ物がよくなくなるので不審に思っていたようでした。自宅に侵入者がいると感づかれたわけです」

丸「それで、何かを仕掛けられたわけですか?」

Cさん「はい。住人の男性は、人影に反応する監視カメラと警報装置を設置したようです。僕が知らず知らずのうちにカメラを回され、スマホに画像を自動送信されて、御用となったわけです。マットレスを持ち込んで、快適に暮らせていたので残念です」

丸「まるでプロの無断居住者ですね」

≪Cさん流、勝手に住んでいることがバレないコツ≫
・鈍感な住人が住む家を選ぶ(ずっと同じ洗濯物が干してある、夏なのに枯葉が軒先に落ちているなどで見分ける)
・食べ物は多くの種類を少しずつ(1種類が減れば必ずバレるために、煮物ひと口、ゴハン2口、パン1枚などでしのぐ)
・お金を盗むときは千円札1枚、硬貨1枚ずつ(なくなっていても気のせいで済む)
・住人のバスタイムは、お食事タイム(ゆっくり味わえる)
・夜行性動物になる(朝と昼を完全に逆転させる)
・新聞は、ガマンして1日遅れのものを読む
・トイレは必ず流す

https://getnews.jp/archives/2137957