中日戦をベンチで見つめる
 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は3日、バンテリンドームでの壮行試合「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ 2023 名古屋」で中日と対戦。2-7で敗れた。試合には出場しなかったものの、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手もチームに合流。ベンチでラーズ・ヌートバー外野手に“日本流”を教えたさりげない優しさに日本のファンが気付き、ツイッター上で「これは嬉しい」「なんかほっこり」と反響を集めていた。

 この日、侍ジャパンに合流し、バンテリンドームで練習した大谷。試合には出場せず、ベンチで戦況を見つめた。優しさを見せたのは4回、岡本の三ゴロの間に日本が1-1の同点とした場面だ。

 得点した選手がベンチに戻ってきたところを、侍ジャパンの選手たちがハイタッチで出迎えたが、これが日本代表として最初の試合だったヌートバーは“儀式”を知らなかった様子。それに気付いた大谷が、ヌートバーの腕を軽く引っ張り、選手たちの列に加えたのだった。

 中継映像でもこのシーンが映っており、気付いた日本のファンも多数いた。ツイッター上では「さりげない気遣い」「聖人やん」「大谷さん優しい」「たっちゃんも嬉しいやろな」「優しいこれはきっとヌートバーも嬉しい」「こう言う所がすきだな」「連れ出してた笑」「ハイタッチに引っ張ってくる大谷さん可愛い!」「なんかほっこり」などと書き込まれていた。