ゲームほしいけど…3年でためた5万円、小6が寄付「命の方が大切」

地元で生活に困る人の支援に役立ててもらおうと、熊本県山鹿市の市立めのだけ小6年、野口愛菜(まな)さん(12)が市社会福祉協議会に寄付金5万円を贈った。お小遣いやお年玉の一部をコツコツと手作りの貯金箱にためること3年。野口さんは「身近な地元の人のために使われるのがうれしい。多くの人を助けたい」と願う。


お皿片づけ10円、洗濯物たたみ50円、ごはん作り100円……。お金はほぼ毎日、こうしたお手伝いを積み重ねてためた。貯金箱の目盛りにはその額で買える「ドールハウス」や、家庭用ゲーム機「スイッチ」などがあり、途中、移り気をしそうにもなったが、「困っている人の命の方が大切だから」とぐっとこらえた。

貯金は小3の弟朋輝(ともき)さん(9)も手伝い、23年1月に目標額の5万円に達した。市社協によると、小学生からの寄付は初めてで、事務局長の稗島(ひえじま)直博さん(52)は「感動した。いただいたお金は、愛菜さんのようなボランティア精神あふれる子どもたちを育てるために使いたい」と感謝した。

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