今の人生100年時代、60代はバブル世代なので世間一般からすれば還暦すぎでも中高年みたいなもんだが、それをあえて高齢者性を強調させて戦前世代の老人とひとくくりにすることで、子世代というには近すぎる自分たち40代のヤングさを際立たせている

30代に関しても平成生まれのゆとり世代が増えていて平均寿命の延びもあって実際には世間一般では若者枠になりつつあるが、それをあえて40代とひとくくりにすることで30歳の90年代生まれの平成生まれだろうと俺たちと同じ枠だよなと「道ずれ」にし、彼らと同じ世代であることをアピールすることでゆとり以前の昭和世代だる自分たちの年齢の古さをカバーしようとする

最後になぜ西村博之みたいな論客を時代の窮児扱いするかというと
実際にはほぼ50歳の大台間近であるにも関わらず、自分らはまだ若いんだ。それゆえに古い価値観にアンチテーゼの常識はずれの発想を持って世の中に一石投じられるんだと酔いしれるため。かつては東浩紀がこの枠にいたが、東がもう50歳をすぎているので、ギリ40代の西村博之や堀江貴文がちやほやされている
そして自分が40代半ば、もしくは40歳すぎであれば、「48のひろゆきが若者扱いなら俺だってまだ何年かはセーフだろ」と気休めになるのでますます支持されやすい

すべては中年の若狭への執着心によるものなのだ