~前回のあらすじ~
るるさんは人として越えてはならない一線をいとも簡単に踏み越えたのだった。
戦争だろうが。思っているだけならまだしも、口に出したら戦争だろうが。

クルリ「それ誰のことを言っているのですか……?」

るるさん「? 自分に対してだけど」

クルリ「それ嘘ですよね……。だって完全に私の方を見ながら言ってましたよね……」

るるさん「ところで君だれ」

クルリ「ああ……?」

名無し「うーす、るるさんじゃん。誰その薄らハゲ」

るるさん「知らない」

クルリ「そうやって知らないフリをして煽ってるつもりですか……?」

名無し「なんだこいつ。気色悪」

るるさん「ね。もう行こうか」

クルリ「……」

名無し「なんかあいつずっとこっち見てんだけど。るるさんの知り合いなんじゃねーの」

るるさん「違う。人生においてあんなのと関わったことない」

クルリ「……」

あんなにいじめてあげたのに……。
かの偉大な医者は言いました。人が死ぬのは人に忘れられた時である、と。
さて次回『恨みのパワーを思い知れ。~別に誰でも良かった~』に続く。絶対に見てくださいね。