大阪府吹田市の市立吹田市民病院は19日、手術支援ロボットを使った肺がんの内視鏡手術で、大動脈を傷つけて60歳代の男性患者を死亡させる医療事故があったと発表した。同病院はミスを認め、男性の遺族とは和解が成立したという。

 発表によると、同病院で2020年10月27日、男性の肺の一部を切除する内視鏡手術の際、外科医がロボットの遠隔操作を誤って医療器具で大動脈を損傷。大量出血し、男性は17日後に低酸素脳症で死亡したという。

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220520-OYT1T50121/