サキュバスが主人公

ある日、森で大怪我をして瀕死の状態の人間の旅人を助け、手当てをして人間の村の近くに置いて来る。
その時、主人公のサキュバスは旅人のことが好きになってしまう。
しかし旅人はサキュバスに助けられたことはつゆ知らず、その村の娘のことが好きになってしまい、サキュバスは自分が魔物であることを悲しむ。
そこでサキュバスは自分が人間に変身する方法がないか魔女に相談する。
魔女は魔法の薬をくれるが、その旅人と両想いになれなかったら、お前の身体は灰になってしまうと告げる。
そして人間として旅人に再び近付くことには成功したけど、既に村の娘のことが好きになってしまった旅人の心を動かすことはできなく、ついに旅人は村の娘と婚約してしまう。
主人公はとても悲しい気持ちになった上に、自分の身体が灰になってしまうことを恐怖に感じる毎日を送ることになってしまう。

すると、仲間のサキュバスが現れて、あの魔女から魔法のナイフを貰ってきたと主人公に言う。
このナイフを使って、主人公があの旅人を殺すことができたら、魔法の薬の効果が切れて元のサキュバスに戻れるし、灰になってしまうこともなくなるという。

そしてある夜、主人公は魔法のナイフを手に持ち、眠っている旅人の所に行く。
でも、こんな理由で折角命を救った旅人を自分の手で殺すなんてことはとてもできない。
主人公は旅人の所から走り去り、旅人の幸せを願うと、そのナイフで自らの命を絶ってしまう。

しかし主人公は灰になることはなく、その魂は天国に行き、天に召されることになりました。

という話なんだけどどうよ?