「そう言えば〇〇さん、いつもカバンに何入れてるんですか?」

「本だよ。小説、実用書、ビジネス書、漫画、エッセイ、旅行ガイドとか沢山入ってるよ」

「◯◯さん本好きですもんねー」

「そうそう俺のカバンはカバンじゃなくて本屋だぜ!」

「僕もカバンに本入れてるんですよ」

「え、お前も?」

「成人向けの18禁の本なんですけどね」

「エ○本じゃねーか」

「DVDもありますよ」

「AVだろ、それ」

「官能小説もあります」

「やめろ」

「俺のカバンはカバンじゃなくてアダ○トショップだぜ!」

「やかましいわ!」

「いやーしかしこういう話すると『友達』大事だなって思いますね」

「なんでだよ、関係なくねーか友達」

「いやーうちのお袋の長男坊なんかも言ってたんですけどね」

「お前のことじゃねーか」

「普段はそんな仲が良い訳じゃないけど、困ったときに助け合える仲とか憧れるじゃないですか。」 

「まぁな、それは確かにいいもんだよな」

「僕も昔、◯◯さんに助けられたことあったんですよ」

「俺に?」