王「勇者よ、魔王を倒してくれ!」

王「もし倒してくれれば、国宝≪紅竜の涙≫をおぬしに与えよう!」

勇者「必ずや我が使命、成し遂げてみせます」

王「ところで……おぬしの武器はなんなのだ?」

大臣「見たところ帯剣すらしてないようだが……」

勇者「投石機(カタパルト)です」

王「へ?」

大臣「あの城攻めに使ったりする?」

勇者「はい、私専用のもので、城外に置いてあります」