幼女「もう2月なんじゃが」
僕「いやずっと引きこもってたから会わなかったんだよ」
幼女「異常じゃろ」
僕「人間とて動物なんだから、縄張りを守るのは当然でしょ」
幼女「うざ、急に出てきたら能書き垂れおってヒキニートが」
僕「・・・」
幼女「久しぶりに人と話したからって、打たれ弱すぎじゃろ」
僕「・・・ぅぐぅぅ」
三女「お義兄さん、居ますか?」
僕「ルセー!ババァ!」
三女「げっ・・・」
僕「ゲッ・・・?」
三女「なんですか・・・この部屋・・・」
僕「普通に部屋ナんダガ?」
三女「汚部屋じゃないですか!足の踏み場もありませんよ!」
僕「・・・」
三女「たった1ヵ月でどうしてここまでなるんですか!?」
僕「お、オコンナッツ・・・」
三女「もぉぉ!」
僕「モーって・・・wwwウシwww」
三女「はい?はい?なんですか?」
僕「・・・」
三女「牛?牛って言ったんですか?はい?お義兄さん?」
僕「・・・」
三女「私が片付けます、お義兄さんはリビングにでも居てください」
僕「イヤダ・・・」
三女「はい?」
僕「ふ、冬は寒いカラ・・・ゴミにこもった熱で保温ヲ・・・」
三女「お義兄さん、私はそろそろ怒りますよ」
僕「・・・」
僕「でさ、きんたまがさ」
幼女「・・・さんちゃんが必死にそちの部屋を掃除しておるのに、なんでそんな話しとるんじゃ」
僕「いや、でもきんたまについての新発見が」
幼女「そちも掃除されたほうがいいんじゃないかえ?」
僕「僕がゴミだって言いたいのか?」
幼女「うむ」
僕「いいか?ゴミってのは何かに使われた・・・つまり役に立った物の成れの果てなんだよ」
幼女「はぁ・・・」
僕「僕は役に立った事がないからゴミじゃない」
幼女「とんでもない事言いおった」
僕「へへ」
幼女「悲しくならんのかえ」
僕「・・・へへ」
幼女「そんなすんごい顔で苦笑いされたらこっちまで心痛くなるんじゃが」
僕「オオ・・・綺麗になっテル」
三女「はぁ・・・疲れました」
僕「ハイ乙~wwwハヨ出てケ~ww」
三女「なんか無いんですか」
僕「乙ッテ言うタヤン」
三女「・・・」
僕「・・・」
三女「・・・」
僕「ナ、ナニスレバいいんだヨ」
三女「もういいです・・・」
僕「・・・」
僕「って事があってゴミババァが怒ったんだよ」
幼女「そちが悪いじゃろ」
僕「いや悪くないよ、社会不適合者に奉仕を求めるほうが間違っている」
幼女「じゃあ何で相談してきたんじゃよ」
僕「僕が悪いからだよ」
幼女「はぁ!?」
僕「どうすればいいと思う?」
幼女「う~む・・・家事の手伝いでもすればいいんじゃないかえ?」
僕「邪魔しか出来ないよ」
幼女「じゃあ無理じゃな」
僕「役立たねぇチビガキだな」
幼女「童子に期待するのは間違いじゃないのかえ」
僕「ぐぅぅ・・・」
僕「チビガキが役に立たねえからデカチビが助けろ」
少女「待って、きみ。いよいよ一線越えてクソクズになってない?」
僕「やっぱり?」
少女「うん」
僕「で、どうしたらいいかな」
少女「まずは謝りなよ、機嫌治るまで謝れば何してほしかったのかも教えてくれるよ」
僕「じゃあ行くわ」
少女「いや明日にしなよ、ぼくから上手く言ってからのほうがいいと思うから」
僕「じゃあそうして」
少女「あと、ぼくのかわいい妹を雑に扱ったんだからそっちは今日中に謝ってよね」
僕「キンタマにごめんなさいって書いて広げればいい?」
幼女「さっきからわち、目の前に居るのに2人して此処に居ない者として扱ってないかえ?」
少女「ぷぷ」
僕「へへ」
幼女「黙って聞いておったら2人してぇ・・・!」
僕「ゴメンナルーレット!」
僕「テレレレ」
少女「ゴ!」
僕「メ!」
少女「・・・ス!」
僕「ゴメス!」
幼女「しね」
僕「明日謝るし今日はもう寝っか」
僕「・・・」
三女「・・・」
僕「何でインだヨ!ババァ!勝手に入ってクンナつってんダロ!」
三女「でもさっき、部屋をお掃除したらゴミの保温性がどうのって」
僕「・・・?」
三女「つまり寒いんですよね?だから私が一緒に寝てあげますよ」
僕「オ、オコッテナいノ?」
三女「いや期待した私が馬鹿でした」
僕「オマエが一番僕をワカッテル」
僕「じゃあゴミババァはもう怒ってないカラ一緒にネナクテいいヨネ」
三女「掃除をしてしまった責任を取ります」
僕「ナンダソレ・・・」
少女「クズニートくん、さんちゃんが見当たらないんだけど」
僕「ここに居ますけど」
三女「あ、何か用でした?」
少女「・・・どういう事?」
僕「・・・!助けて!夜這いされて襲われそうなの!一緒に寝ようって言われてるの!」
少女「いやそれはない」
三女「・・・」
僕「あるんだな」
少女「無いって」
三女「・・・」
少女「ないよね?」
三女「・・・」
少女「本当なのその話」
三女「・・・はい」
少女「冗談で言ったんだよね」
三女「そ、そうですよ!冗談ですよ!」
僕「なんだ冗談か」
少女「なんでちょっと残念そうなの」
僕「るせー!るせー!るっせえ!」
三女「残念なんですか!」
少女「なんでちょっと嬉しそうなの」
三女「うるさいですよ!うるさいですよ!」
少女「いや君達のほうがうるさいよ」
僕「うるせえぞヒステリックババァ!」
三女「お義兄さんのほうが声大きかったですよ!」
少女「それではこれより、どちらがよりうるさかったかの審査を始めようと思います」
僕「はい」
三女「ハイ」
僕「おい今さら声小さくしても意味ねえぞ」
三女「シテナイデスヨ」
少女「我が愛しの妹~!」
幼女「もぉ・・・なんじゃ」
少女「さっきのクズニートとさんちゃんの声、聞こえた?」
幼女「うむ」
少女「どっちのほうがうるさかった?」
僕「ドキドキ・・・」
三女「・・・」
幼女「姉上の今の呼び声」
三女「で、一緒に寝る話なんですけど」
僕「冗談ナンダロ?」
三女「はい、一緒に寝るのは冗談ですけど一緒に起きましょう」
僕「ハ?」
三女「つまり一緒に寝るんです」
僕「頭ワル」